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Sadistic Mika Band ~ Live in London [日本のロック]

ライブ・イン・ロンドン

ライブ・イン・ロンドン

  • アーティスト: サディスティック・ミカ・バンド
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD
10代前半から今に至るまで、聴く音楽といえば殆どが英米のロック系、
つまり僕は、基本的に洋楽至上主義です。

そんな嗜好の持ち主でありますが、Sadistic Mika Bandは良く聴きました。
最も良く聴いた日本のバンドの、上位5指に入ります。
リアルタイムではありませんでしたが、特に70年代のMika時代のアルバムを、
80年代(=高校時代)に良く聴きました。

ご存知のように、Sadistic Mika Bandのリーダーでもあった、
加藤和彦さんが、とても切ない形でお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りします。
75年10月にRoxy Musicの前座で英国を廻った時のライブ・アルバム。
カセットでモノ録音したものを、ステレオ/CD化したものです。
1. どんたく
2. WA―KAH!CHICO(インストゥルメンタル)
3. ヘーイごきげんはいかが
4. 颱風歌
5. ミラージュ(インストゥルメンタル)
6. 快傑シルバー・チャイルド
7. 墨絵の国へ
8. 何かが海をやってくる(インストゥルメンタル)
9. 黒船(インストゥルメンタル):嘉永六年六月二日~嘉永六年六月三日~嘉永六年六月四日
10. 塀までひとっとび ※〈CDエクストラ〉


メンバーの入れ替わりが激しかったMika Band。
このライヴ盤録音時のメンバー(多分)は、
  加藤和彦: Vo、G
  ミカ: Vo
  高中正義: G
  高橋幸宏: Dr
  今井裕: Kbd
  後藤次利: B

この英国ツアーの直後11月には、加藤和彦とミカが離婚して、
あっさりバンドが解散しました。
(インストバンドのSadisticsに移行、とも言えるかな?)

メンツからお分かりのように、個々の楽器担当の演奏力は極めて高いながらも
Voが弱いのと、楽曲が凝っていて、The Beatlesのように遊びが多く、
基本はスタジオバンドだと思います。
もしこれからSadistic Mika Bandをお聴きになるなら、
スタジオ盤の1st、2ndが圧倒的にお勧めです。
どちらも、国産ロックの名盤だと思います。
  サディスティック・ミカ・バンド
  黒船

多感な時代に良く聴いたバンドのリーダが亡くなったという事による感傷と、
飄々としながらもとてもセンスの良い印象と全く似合わない亡くなりかたに、
少々動揺しています。(5月の件といい、09年、ひでぇ年だ!)

「悲しくてやりきれない」なんて、出口のない歌を演った人だから、
洗練された人生の達人、という様なイメージとは異なる面を抱えていたのかしら。

映画音楽でも何でも、もっとやれる事、あっただろ!?
合掌

ダンス・ハ・スンダ


塀までひとっとび


悲しくてやりきれない


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コメント 11

まり

日本の音楽J・Pop、JRocはこの人がいたから レベルが高くなったと思います。
それにしても、なぜに、、、、
時代の寵児でもあり、誰よりもオシャレだった加藤和彦さんのご冥福をお祈りするのは悲しくてやりきれない(涙)

by まり (2009-10-18 19:38) 

六絃小僧

また訃報だね。

加藤和彦って言うと、洗練されたイメージだったのに、こんな終末
になるなんて。
でも確かに悲しくてやイムジンなんかせつないね。

今日は久しぶりに黒船を聴きました。

by 六絃小僧 (2009-10-18 19:43) 

walrus

ミカ・バンドはもちろん、最近はフォークルもよく聴いていたので、
大変ショックです。音楽でやることがなくなったということですが、何も死ななくても…それだけ音楽に対して真摯で、音楽を愛していたのでしょう。それにしても残念です。
by walrus (2009-10-18 21:59) 

substitute

まりさん、コメントありがとうございます。
いや、本当、仰る通り、日本のRock/Popsのレベルを相当高めてくれた、素晴らしき関西人、
「でした」ってのが寂しい!
by substitute (2009-10-18 22:31) 

substitute

六絃さん、コメントありがとうございます。
「悲しくて」は切ない、「イムジン」は「イマジン」と一字違い・・・
・・・
本当に全く、ロクでもない年だ!

by substitute (2009-10-18 22:36) 

substitute

walrusさん、コメントどうもです。
「ライカは僕のローリングストーン」みたいな、こ洒落た事、
もっともっと出来たと思うのは、僕だけでしょうか?
残念です、本当に。
by substitute (2009-10-18 22:39) 

substitute

タケルさん、はじめまして。Nice、どうもありがとうございます。
残念なニュースでした。
by substitute (2009-10-18 22:40) 

DEBDYLAN

加藤氏の音楽。
あまり熱心に聴いたコトないんですが、
センスのいいオジサマだなって思ってました。

まだまだ現役だったのに。。。
今日知った突然の訃報にビックリです。

こころからご冥福をお祈りします。

by DEBDYLAN (2009-10-18 23:21) 

moto

帰ってきたヨッパライ、ピアノの間奏は、ビートルズの「Good Day Sunshine」のソロと同じ、神様のセリフのBGMには、アコギによってオッフェンバックの「天国と地獄」、最後はベートーベンの「エリーゼのために」をBGMにお経、その文言は「It's been a hard day's night」。才能あるよね。
by moto (2009-10-19 21:48) 

substitute

DEBさん、コメントどもです。
フォークル、Sadistic Mika Band、ソロのPapa Hemingway(これは手元に無いので、暫く聴いてませんが)辺りは、是非聴いてみてください。
屹度気に入ると思います。
by substitute (2009-10-19 23:05) 

substitute

motoさん、どうもです。
本当に才能のある人だと思います。
フォークルも、Mika Bandの1stあたり、ビートルズ青の時代に通じる
才気と遊びがありますね。
彼の才能の半分でもあれば・・・ねぇ
by substitute (2009-10-19 23:13) 

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