The Best of The Johnny Cash TV Show (DVD) [Johnny Cash]
まずはセットリストから。読めるかな?
最初に観て、大感激でした。5月4日、イマーノさんが亡くなった翌々日でした。
その後も、2層2枚組の長時間DVDながら、繰り返し繰り返し観ています。
Kris Kristoffersonがホストを務める形のアーカイヴとして編集されています。
3月18日に書いた、Rhythm Country and Bluesの中で簡単に記述した、
アメリカ南部での大衆音楽のごった煮的聴かれ方、実感できます。
それにしてもJohnny Cashという人の巨人ぶり、
この歳になるまで気がつかなかった自分自身を恥じ入るばかり。
宗旨に関わる箇所や、銃社会を積極的に容認していたと思われるエピソードもあり、
疑問を感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、しかし、ルーツ・ロック好きな人は観て後悔することは無い、と確信します。
河上徹太郎の文章に、
「宗教というものが、国民の良識と本質的に結びついていないわが国」
というのがありました。
それとは対照的に、何だかんだ言っても、アメリカは、
宗教(当然プロテスタント系を中心としたキリスト教)が、
国民の良識と本質的に結びついた国である、
と感じる次第でした。
そうでなければ、この番組はABCでアメリカ全土に放送され得なかったハズです。
ついでに、我が国と欧米各国の大衆音楽のクオリティの違いについても、
一つの仮説を持ちました。やはり宗教です。
カトリックかプロテスタントかを問わず、白人か黒人かを問わず、
教会へミサに行けば、聖歌/ゴスペルを歌います。楽器の弾ける人は、伴奏します。
要するに、幼少時から歌う機会、演奏する機会が、我が国とは比較にならない位、
多いという事です。
それにしても、Johnny Cashの顔に刻まれた皺の深さ、
映画Walk The LineとこのDVDを観て、勝手に納得してます。
コレばかりは、字幕スーパー付きの国内盤を強くお勧めします。
Girl from the North Country by Cash & Dylan
Heaven Help Us All by Stevie Wonder at The Johnny Cash Show
Blue Yodel #9 by Cash & Louis Armstrong
Polk Salad Annie by Cash & Tony Joe White
A Boy Named Sue by Cash
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