お姐さんアーチスト その3 #3 ~ Wrecking Ball /Emmylou Harris [Emmylou Harris]
前回書いた、Roses in the Snowとは音的に対極のアルバム。
曲のFormatにCountryのTasteは殆どありません。
しかしながら、僕がこれまでに聴いた彼女のアルバムの中では、
3本の指には確実に入ります。
'95年リリース。
Daniel LanoisによるProduce。
その独特の空間的な音の中で、非常に魅力的なVo.を聴く事ができます。
名盤でっせ!
曲のFormatにCountryのTasteは殆どありません。
しかしながら、僕がこれまでに聴いた彼女のアルバムの中では、
3本の指には確実に入ります。
'95年リリース。
Daniel LanoisによるProduce。
その独特の空間的な音の中で、非常に魅力的なVo.を聴く事ができます。
名盤でっせ!
1. Where Will I Be |
2. Goodbye |
3. All My Tears (Be Washed Away) |
4. Wrecking Ball |
5. Going Back to Harlan |
6. Deeper Well |
7. Every Grain of Sand |
8. Sweet Old World |
9. May This Be Love |
10. Orphan Girl |
11. Blackhawk |
12. Waltz Across Texas Tonight |
タイトル曲の4.は、Neil Young作、
7.はDylan、
9.に至っては、ジミヘン。
他の曲は、Trad.やら古い曲はなく、このアルバムのために書き下ろされたか、
リリースされた'95年に近い年代の曲ばかり。
後半の8.、10.、11.、12.あたり、
Country Formatで演っても凄く良さそうな曲ながら、
Harris + Lanois以外ではできないだろう、
と思わせる見事な仕上がり具合です。
実は、Daniel LanoisがProduceしたアルバムは、
他にそれほど聴いていません。
ロビ・ロバのソロ、U2くらいのモノです。
どちらも、Daniel Lanoisの作る音の空間は独特だな~、
とは思いましたが、正直入り込めませんでした。
ロビ・ロバの1stソロ、'80年代モノにしては珍しく、
今聴いても古さを感じないところは流石ですが、
いまだに理解できないというか、正直好きになれない。
音自体の空間的広がりは確かに感じるのですが、スキが無くて、
聴いている感覚としては、緊張を強いられ、逆に締め付けられる。
The Bandのユルさと緊張感の入り混じった音をどうしても
期待してしまうせいかしら。
U2は、テンションが高すぎて元々生理的にあまり受け付けない。
逆にDaniel Lanoisが係わった盤の方が聴きやすいくらい。
他方、このHarris + Lanoisの作品は、
空間の中を漂う感覚、
あるいは、広い美術館の一室の中で、ただ1枚掛けられた絵を
1人で放心しながら見ているような、印象を持たせてくれます。
要するに、僕にはいい意味でのユルさを感じるのです。
さて、本アルバムの後、20世紀の終わりから21世紀に入っての、
Emmylou Harrisの音は、まだ聴いてません。
これからの大きな楽しみのひとつです。
ところで、Stevie Nicks + Daniel Lanoisの盤のなんて、
ないでしょうか? あったら屹度、いいだろうな・・・
Where Will I Be
All My Tears
Wrecking Ball
Deeper Well
Blackhawk
Waltz Across Texas Tonight
おおっ、こんな盤があったのですか!
知りませんでしたよ~汗
しかし、Daniel Lanoisと姐さんの組み合わせは意外でした・・。
というより、音の想像が出来ません・・・。
Daniel Lanoisは意外にBlues録らしたら面白いかな、なんて漠然と思っていたのですが、姐さんでしたか・・・。
>ところで、Stevie Nicks + Daniel Lanois
これも、面白そうっすね!
by リュウ (2009-04-14 12:17)
リュウさん、こんばんは。
毎度コメント、ありがとうございます。
これ、本当にいいですよ。
時間がありましたら、貼ったYouTubeで音、聴いてみてください。
by substitute (2009-04-14 21:44)
こんばんは。
カントリーに疎い僕は、substituteさんの記事で初めて
Emmylou Harrisを知りました。
こんなにカントリーに触れたも初めてです。
そんな僕にも、このアルバムは入りやすそうですね!
by walrus (2009-04-18 23:40)
walrusさん、こんばんは。
コメント&Nice、ありがとうございます。
多分これは、Rock屋サンがEmmylou Harrisに入るには、良いと思います。でも、Countryアルバムというよりは、ラノワの音に乗せた、最良の南部白人女性Vo.アルバムとして期待した方が良いと思います。
後、Dylanの「欲望」。全編Emmylou Harrisとのデュエットです。
by substitute (2009-04-19 22:37)
> 後、Dylanの「欲望」。全編Emmylou Harrisとのデュエットです。
そうなんですか、知りませんでした。
「欲望」はまだ聴いてなかったので、さっそく聴いてみます!
by walrus (2009-04-26 17:06)
walrusさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
「欲望」、是非聴いてみてください。
弊ブログでも、過去に記事を書いた記憶があります。
by substitute (2009-04-26 21:10)
はじめまして
私はエミルーのアルバムではコレが一番スキです
カントリー音楽の可能性がグッと広がったような気がしました
ラノワはソロもオススメですよ
by col (2009-05-09 10:18)
colさん、こちらこそ、はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
エミルー姐さん、全てのアルバムを持ってませんが、コレとRoses in the Snowを、最も良く聴きます。
最近入手した、マーク・ノップラーとのコラボ・ライブも秀逸でした。
ラノワのソロ、Wish Listに入れます。
by substitute (2009-05-09 23:31)