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My Generation ~ The Who [The Who]

My Generation (Dlx) (Dig)

My Generation (Dlx) (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 2002/08/27
  • メディア: CD
The Who待望の来日公演まで、あと1ヵ月。

来日前にU.S.を廻るようなので、法華の太鼓のように、
どんどん良くなった、ピーク状態のステージを期待したい。

実はこの1年、比較的The Whoは聴かなかった。
そろそろ盛り上げておかねば。

とゆう訳で、本日は、
The Whoのデビュー・アルバム、"My Generation"

ハードで、パワフルで、ポップで、シニカルで、
さらに、良い意味で非アングラ的に破壊的な、
The Whoという稀有なバンドの個性が、
既に凝縮されています。


さて、この"My Generation"、それなりに数奇な運命を辿った
アルバムのようです。

今では音が良く、アウトテイクやら何やら沢山入った
Delux Edition他が容易に入手できますが、
英国オリジナル版が長らく入手困難な時期がありました。

僕が最初に入手したのは、コレ↓
The Who Sings My Generation

The Who Sings My Generation

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Big Benを背景にしているのは、US版ならではか。

学校のデキシーランド・ジャズ・バンドで、バンジョーを弾いていたPeteと、
トランペットを吹いていたJohn。
やがて、Peteがギターに、Johnがベースとなり、Shadowsのコピー・バンドを結成。
先輩で、学校を退学して板金工をしながら、デトゥアーズというバンドをやっていた、
Rogerが、Johnをベースに迎える。
Johnの誘いで、Peteがリズム・ギタリストでデトゥアーズに参加。
リード・ボーカルがバンドを抜け、Rogerがボーカルに。
デトゥアーズのライブで、「俺はもっと上手いぜ」とかなんとか言って、
ステージに上がり"Roadrunner"を演奏したが、ヘベレケだったようで、
ものの数分でドラムキットを破壊。
それが気に入られて、デトゥアーズに参加したKeith。

その後も、バンド名を変えたり等の変遷を経て、
"I Can't Explain"でThe Whoとしてシングル・デビュー、
そして、この"My Generation"でアルバムデビュー。

元々は、"Out In The Street"から、"The Ox"までの12曲。
9曲がオリジナル。カバーは3曲、J.B.(2曲)と、Bo Diddley。
当時の英国ビート・グループのデビュ-版としては、カバーが
少ない方だと思う。

問答無用のタイトル曲、この曲をもって、The Who/Pete Townshendは、
Rock(精神)の永遠のGod Fatherに成った。

個人的フェイバリットは、"Kids Are Alright"。
ポップで、パワフルで、切ない。
特に、本D.E.収録版のKeithのタイコと、Peteのギターは、
何時聴いてもシビレる。
タイコのフィルに入る時に遠くで聴こえる叫び声、
屹度Keithの声だろう。

四の五の言うより、他の曲含めて聴きましょう。

My Generation。映画"Kids Are Alright"の冒頭を飾る有名な映像です。


Kids Are Alright



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コメント 11

ezee

お~懐かしのBig Ben版!
私も最初のマイ・ジェネレーションはコレとマジック・バスの2枚組LPでした。すでにパンク通過後であったので、「Out In The Streets」にシビれましたね~ 「これってパンクの元祖やんか」と。
J.B.カヴァーもWhoはカッコよく調理してました。次のは2ndはあまりじっくり聴きませんでしたが「Run Run Run」もパンクでしたなぁ
by ezee (2008-10-13 10:35) 

substitute

ezeeさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
"Out In The Streets"より先に、"Anyway Anyhow Anywhere"を聴いていたので、イントロ似てんな~、って(苦笑)。イントロ後は、Keith Moon版のジャングル・ビート。
2nd、バッタもんみたいなジャケットですよね。タイトル曲と、"So Sad About Us"が好きです。
"Rock'n'Roll Circus"での"A Quick One"にはブッたまげました。
このThe Whoのパフォーマンスに圧倒されて、"Rock'n'Roll Circus"が一旦お蔵に入ったというような、まことしやかな噂までありましたね。
by substitute (2008-10-13 20:40) 

substitute

アコさん、はじめまして(ですよね?)。
Nice、ありがとうございます。
また気が向いたら覗いて下さい。
by substitute (2008-10-13 20:41) 

まり

ザ・フーは映画「トミー」を観るまでは、たしか結構聴いてました。
そのあとは急速に熱が冷めてしまいましたが、今さらながらいいバンドだったと見直しています。
あちこちのライヴ・レポを読むのが今から楽しみです
by まり (2008-10-14 18:46) 

リュウ

このアルバムは、Whoの中で最もお気に入りです!
“Out In The Street”で、もう・・・。

元々は友人たちがマニアで、影響されたのですが、
聴けば聴くほど、演奏の妙をうかがい知ることが!

来日、楽しみっす!
by リュウ (2008-10-14 21:54) 

substitute

まりさん、こんばんは。
来日を機に、もう一度The Whoとヨリを戻してみては?
いいバンドですよ~~~~~

by substitute (2008-10-14 22:18) 

substitute

リュウさん、こんばんは。
Keith Moon時代のThe Whoはどれも好きですが、
デビュー盤のインパクトは凄いですね。
スタジオ版は変わり続けたけど、Liveは徹底的に4人でやって、
あまり変わらなかった、Keith Moon時代のThe Who。
Guestを上手く使って変化をつけたStonesと逆っぽいですね。

ホント、あと1ヶ月ですね、来日。
by substitute (2008-10-14 22:23) 

kingbee

今晩は♪
この記事読んで「ロックロール・サーカス」観ちゃいましたよ。
有名な話ですがWhoのパフォーマンスの凄まじさが
この映画をお蔵にさせたとか?
真偽はともかくメチャクチャいいですね。
by kingbee (2008-10-17 21:51) 

substitute

kingbeeさん、こんばんは。
CircusでのThe Whoの演奏は、ホント、お蔵になった理由の噂を信じる気になる程凄まじいですよね。
実は、CircusのJumpin' Jack Flash、めちゃくちゃタイトで、数あるJumpin' JackのLive音源の中でも、とても気に入っています。

by substitute (2008-10-17 23:52) 

DEBDYLAN

「MY GENERATION」
文句ナシのカッコよさですが、」

やっぱり僕は「THE KIDS ARE ALRIGHT」が最高っす。

あの甘酸っぱいポップ感。
気持ちよくてたまんない^^。

あれ?
前にも似たようなコメントした記憶が。。。^^;


by DEBDYLAN (2008-11-15 07:51) 

substitute

DEBさん、
嗜好、似てますね。
僕もMy GenerationよりKids Are Alrightが好きです。
本文中にも書いたとおり、「ポップでパワフルで切ない」。
で、キース先生の叫び声入りの怒涛のタイコ。
彼も好きだったんでしょうね。自分のソロでセルフカバー。

なんでこの曲、ライブで演んないのかな? 今回に限らず。
by substitute (2008-11-15 08:01) 

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